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IMG_3257.jpg色々なものを撮るのが好き。だいたいスナップという手法が多い。
歩いていて、その場で出会った面白いものを記録していくというスタイルです。
被写体は、風景、モノ、あるいは出会った人などなど。
鶴居というと、タンチョウ、酪農、牧場の風景が一番イメージに浮かぶ。
でも、観光という部分以外で、そこに暮らしている人がいるわけで、その暮らしがどういうものなのかというのを撮影したいとおっしゃっていました。
だから普段旅行で来たら出会わない人たちとなるべくあって、色々なお話しを聞いて、写真を撮れたら良いと・・・。
現在、自転車で市街地を走り、草刈りをやっている方や畑をやっている方とかに会っているとか。

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実際に鶴居に暮らしてみて、気持ちが良いところという感想。空気・空気感が特に。
夕方の晴れた日とかが最高に気持ちが良いと感じるそう。
東京出身、東京育ちの勝見里奈氏。
「夕方自転車で走っていると、夕飯の匂いがしてきて、空が広くて、緑があって・・というのは、人生の最終地点みたいなところだな~と思ってしまいます。
ここで育った人がここに帰ってくるのがわかるなとすごく思うんです。穏やかな空気がすごい良いなって。」
通常撮っているものと、鶴居で撮るものとの違いはあるのでしょうか?
ここで暮らすということ自体が、今までの住んでいる場所で撮るということとも違うし、旅行して撮るというのでもない。
その間みたいなのはやっぱり違いとして出てくるのかな?と何と無く思ったりしているそう。
でも意外と最終的にみてみたら今までの系譜になっていくのかな?という気が最近しているそうです。
鶴居らしさというのも出したいけれど、ただ、これがTHE鶴居ということよりも、どこに住んでいてもあるなというものが見えてくると・・・
普遍性が出てきたらとも思うそう。
もともと絵を描くのが好きで、お父様のおさがりのカメラを中学生の時にもらい、何と無く撮り始めた勝見氏。
最初は綺麗だなと思う空、友達が被写体。
「ある時、自分が面白いと思って作ろうとしていたものが、現実からそのまま引き抜けるというか、とってこれるのではないかと思い、絵を作れるのでは?思ったんです。そこからどんどんのめり込んでいった感じ。見るものの変化はあるかもしれないけれど、根本は今も変わっていないかもしれないですね。」
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写真の魅力は、そのシュールさ。
現実で時間が流れていて起こっているのをみると、
ごく自然なそれなりにそれぞれに必然性があって
起きていることだけど、
その1点だけを見るというか、瞬間的に止めてみたら、
よく考えないでパッとそれだけを見たらすごく変なことだったり、
でもそれが現実であるという裏付けが写真であって、
そのギャップというかシュールさに惹かれると・・・。
撮影することは自分探し。自分は何を見て生きてきて、これからも生きていきたいのかを探している。

アートとは、本当のことを探している・・・探すための手法。普遍性とか。
「最終的には何かを発見しようと思っているので、目をこらす必要があると思います。
普通に生活をしていて、目を凝らし続けるのは難しいから。できるだけわからないところも含めてありのままに撮りたいです。」

※尚、写真は 、ART IN RESIDENCE at TSURUI,AKAN PROJECT 2018.3~2019.2 移住写真家の一人
勝見里奈氏からお借りしました。

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