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pay attention to landmarks [path-art]

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前回のテーマは「水」でした。今回は「ランドマーク」がキーワード。
切り口で作品が集められる・・これは学芸員の腕の見せ所・・・かな?と思います。
記憶に新しいノートルダム寺院の火災。その在りし日の姿を違う作家が、たまたま同じ構図で描いています。
あまりにも有名ですが、やはりその壮大な姿に圧倒されます。
そして、同じ作家が違う土地を描いているのですが、同じ油彩でもタッチが、色彩が違うもの。
ある意味、比較して鑑賞することも面白い展示だと思います。
ランドマークとは・・・陸標、灯台、鉄塔の様な土地における方向感覚の目印になる建物、国、地域を象徴するシンボル的なモニュメント、
建物、空間を意味する。また、広い地域の中で目印となる特徴的な自然物、建物や事象も含まれる・・・とあります。
ですから今回の展示には、収蔵作品の中から「建築」「山」「海岸線・岬」「橋・岸壁」のテーマで17点のランドマークが紹介されています。
14人の作家による多彩な表現、そこにある空気を感じることのできる展覧会だと思います。
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(ランドマークに注目展は3/28まで釧路市立美術館で開催中)

2021.0312 O.A 釧路市立博物館 加藤学芸員 「謎が謎を呼ぶ?標本」 [motto museum]

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古い古い明治時代の植物標本をお持ちになっての収録。収蔵庫の整理をしている中で、採集者不明の古い未整理標本の中から見慣れない標本の束が出てきたそう。台紙に貼られたシダ植物の標本で、そのラベルには「笠井文夫採集」と印刷され、「阿波国」という地名と採集した年が書かれていたそうです。この「笠井文夫」という人物は一体誰なのか?そこから謎解きが始まりました。ところがネットでとことん検索しても、情報がほとんどない。それでも色々調べているうちに、どうやら徳島の人らしいことがわかりました。また、植物学者の牧野富太郎、北村四郎の論文にも名前が出てきて、牧野富太郎が記載した新品種クルマアヤメのタイプ標本の採集者となっていたと。さらに、徳島県の高越山の植物を調査した人らしいということもわかってきたそう。ただ、他の笠井さんと混同されている感じもあり・・。どうやら徳島には笠井姓が多いということもわかりました。釧路を出ずに調べるのが限界かな?と思っていた矢先、嬉しいことも。去年11月からケース一つのミニ展示を博物館で開催しました。それを取材した新聞社の方が徳島県立博物館に問い合わせをしたことから、そこの学芸員の方と繋がりができたそうです。徳島県立博物館にもこれだけまとまった明治期の標本はないこともわかりました。現在、徳島の郷土史家の方の協力もあり、「笠井文夫」について調査は続いています。小学校の校長先生だった?とか、牧野富太郎との交流など、古い新聞や文献から少しずつ分かってきた事実も増えてきたそうです。今後も調査は続きます。いつか「里帰り展示」もできたら・・という夢も。それにしても収蔵庫にはまだまだお宝が埋もれている可能性もあるという事なのですね。
https://www.city.kushiro.lg.jp/museum/

2021.0311 O.A BAND [chord5]

・You Turn Me On / Shogun
・Silently She Said / Shogun
・Imagination / Shogun
・Bad City / Shogun
・Lonely Man / Shogun
~今回のバンド編、Shogun 特集です。
セレクトはもちろん河口氏。今回の出演は、河口氏&midoriでお送りします。

2021.0309 O.A 「最強寒波がやってきた・・・」 [various story]

上村知弘さん(カメラマン)
http://www.tntnaturecon.com/

?今日は音の調子がいつもと違う?
前回お話しにありましたイギリステレビ局とのオーロラ中継のために色々な機材を調達なさったとのことで、音に関しても少し・・。
というわけでいつものオフィスからではなく、現在お住まいのゲルの中からの収録でした。
今年は暖かいとおっしゃったあの後、寒波が襲ってきて、氷点下40〜30度くらいの気温が2週間ほど続いたそうです。
全く想像ができない気温ですが、犬の散歩に出たら、手袋をしていても軽い凍傷になったそうで、しばらくは痛かったと。
晴れて気温が低く、オーロラも綺麗だったそう。さらに今年は1970年代以来の大雪とのこと。
「このままだとゲルが埋まっちゃうかも・・・」といった位の雪が降ったそうです。
例年、犬ぞりのレース、ユーコンクエストが開催されるのですが、アメリカのアラスカとカナダのホワイトホース間のレースなので、
でも今はアメリカとの国境がまだ封鎖されているので、今年はキャンセル。
カナダ側だけでも開催とのことで、ユーコンジャーニーと名称を変え実施したそうです。
ところが、距離は300キロくらいで、参加者が11、うち2キャンセルだったとのことで、こじんまりと終えたそうです。
でももしかするとそれが本来の形だったのかも・・・と上村氏。
北国の寒い長い冬に住む人々にとって春はとても待ち遠しい季節。そこでこの時期はランデブーというお祭りで賑わうそうです。
斧投げ大会、壊れたチェンソー投げ大会、小麦粉をどれだけ背負うことができるか大会など、ユニークな催しです。
始まりは力自慢大会だったのかもしれません。
※写真は上村知弘氏からお借りしました。
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beyond everyday [path-art]

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一見すると?という作品たちの数々。
でもじっくり見ていくと・・・観る人達の想像をかきたてる作品の数々。
作家たちが色々なメッセージを作品の中に詰め込んでいます。
無機的な、あるいは有機的な形をもつモチーフに作者の思いを託したり、
異なる場所や時間に存在する身近かなものを同じ画面に配置したり。
現実では見られない世界が作品になって表現されています。
表現する対象の選択や構成方法によって、思いがけない方法で記憶が組み合わされた夢のように
観る側にとって様々な感情が沸き起こる・・・。
非日常の世界が突如として現実のものに見えるかもしれません。
また、想像を膨らませると、身の回りにある世界、今の世の中を捉えなおすきっかけにつながるかもしれません。
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※尚、写真は北海道立帯広美術館 耳塚里沙氏からお借りしました。
(イマジネーション〜日常の彼方に展は3/21まで北海道立帯広美術館で開催中)

2021.0305 O.A 釧路市こども遊学館 小笠原学芸員 「ボランティア大活躍!!」 [motto museum]

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今回は、遊学館で活躍するボランティアの方々についてのお話しです。様々な活動をなさっているのですが、例えば、工作や実験のサポート・その下準備作業。天体観測会のサポート等、その幅はとても広いそうです。その中でも絵本の読み聞かせのボランティアについて熱く語っていただきました。絵本の読み聞かせは誰もがほぼ経験したことのある、身近かなこと。ハードルが比較的低いので参加する方も多いそうですが、実際にやってみるとアレ?なんだか違うと戸惑うこともあるそう。その為、絵本の読み聞かせ研修を開催したそうです。自分の子供に絵本を読み聞かせるのと違い、10人位の年齢層様々な子供達を前に絵本を読むのはやはり違い、そのコツがあるそうなので、そこを伺いました。まずは絵本の持ち方、一緒に絵や文字を見ながら読み進めることができないので、自分は斜めに文字を追う感じ。さらに絵本を動かさない様に、手で絵を隠すことのない様に等々・・なかなか難しそうです。また、0歳から5歳位までの子供達が同じ所にいた場合、どこに合わせてどういう絵本を読むのが良いのか?この場合は、0歳には繰り返しの言葉や心地よいリズムに着目したものを選び、だんだん大きい子供にもわかる内容にしていくそう。1歳から3歳までの子供には、身近なテーマ(ご飯・お風呂)等の簡単なストーリー性のある本、4歳から5歳までの子供には、言葉あそびや自然科学や身の回りの不思議がテーマになっているものを選ぶそうです。研修では釧路中央図書館の協力もあったそうで、今後絵本を図書館からお借りして展開する等も考えているそうです。たくさんの読み手がいるとバラエティに富んだ読み聞かせにもなりそうです。興味がある方はぜひ遊学館のHPをチェックしてみてください。何より子供たちの笑顔とイキイキした反応にやりがいを感じるそうです。
http://kodomoyugakukan.jp/

2021.0304 O.A 邦楽(テレビCMソング特集) [chord5]

・道化師のソネット / さだまさし〜日本航空80年キャンペーン
・はぐれそうな天使 / 岡村孝子〜HONDA Today
・新しいラプソディー / 井上陽水〜サントリーウイスキー角瓶
・Gorgeous / ZOO〜資生堂 SEA BREEZE
・夏のRevolution / MITSUO〜アサヒスーパードライ
・Dear My Friend / Every Little Thing〜スリムビューティーハウス
~今回はTVコマーシャルソング特集です。
曲のセレクトはもちろん斎藤氏。
今夜は斎藤氏とmidoriでお送りします。

2021.0302 O.A 「YouTubeみてね〜」 [various story]

松瀬 一昭さん(シンガーソングライター)
https://m.facebook.com/matsusekazuaki

春夏秋冬がデビューして間も無く1年になろうとしています。3月25日、まさにコロナ禍でのデビュー。
主だったライブもほぼできず、インストアも・・・。
そんな中着々と歩みは進めています。もう終わってしまいましたが、2月まではTBS系ひるおび!で新曲が使われました。
おそらく初めて春夏秋冬を知った方もいらっしゃったことと思いますが、YouTubeの再生回数も伸びて、
今後の動きに拍車がかかってくるのではないでしょうか。
ミュージックビデオのロケにも出たそうですが、4人で同時に動くことはせずに、一人ずつ撮影したり、
雪を降らせたり。夜の海を眺めたり。
素敵な出来上がりになっていました。ぜひ皆さんもご覧くださいね。春夏秋冬from my heartで検索すると見つかると思います。
今後は月1回のワンマンライブ、3/31にリリースされる春夏秋冬のアルバム等々、
プライベイトではまずは小松菜を栽培し始めたとか・・。トマトはまだの様ですが(笑)
ライブが堂々とできる様になった時にはぜひ釧路にもいらして、スタジオ生出演していただけたら嬉しいです。
※写真は松瀬一昭氏からお借りしました。彼のカッチョ良い写真とお茶目な写真を送っていただきました。
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gaara solo exhibition [path-art]

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22歳初の個展です。緊張しているとおっしゃっていましたが、今出来得る全てのことを集約してこだわり抜いた作品展。
ただ、どこにこだわったのか、そのストーリーや工夫を考えずに見て欲しいと。
絵を描いたり、写真をコラージュしたり、小説や詩を作ったり、あらゆるジャンルの作品を制作なさっています。
今回は絵画と写真が半々。そこに詩や小説が置いている感じとのこと。
「やはりとは思いますが、ご覧になった方々は様々な感想をお持ちで、これが好き、あれが良いとバラバラな感じです。人の感性は様々だとあらためて感じました。」
タイトルの我粗。こちらはgaaraという音の響を重視したそうで、現在の自分、飾っていない、そのままを見て欲しいという気持ちがそこに現れていると思います。
実はこだわりや工夫もたくさん会場にはあるのです。
ただ、それはあまりお話ししたくないそう。と言いつつ2~3お聞きしましたが・・。
彼自身は、作品の奥行きやストーリーを作りたくないそうです。なんとなく理解できる気がします。
地元での初の個展なので、今までの22年間の全て、そして今回の会場でできることはやり尽くしたと。。。。。
でも何も考えずに見て欲しい。心で見て欲しいとおっしゃっていました。
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※尚、写真は小野敬大氏からお借りしました。
(keita ono solo exhibition 我粗展は3/13まで阿寒 鶴雅鄙の座 野の花ギャラリーで開催中)

2021.0226 O.A 釧路市立博物館 貞國学芸員 「やっぱりカラス大好き!」 [motto museum]

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国内唯一鳥専門の雑誌「BIRDER」をおもちになってのお話し。なんとここでカラスの特集が組まれたそうで、嬉しそうな貞國氏。希少な鳥や綺麗な鳥が特集されることがあってもカラスが特集されるなんて、それは市民権の向上ではないかとおっしゃっていました。内容はカラスの漫画、カラスの賢さ、ハシブトとハシボソの識別、羽の綺麗さ、世界のカラス等々。その中で気になったのはやはり賢さ。まずは、学習結果を1年間記憶していたというもの。赤・緑・青・黄と2種の配色図形を印として、どちらに餌があるのかを記憶させました。その実験を1年後も実施し、成功したそうです。さらに人の顔を見分けることができるのです。いつも世話をしてくれる人が現れると羽を柔らかく上下して喜びを示すそう。服装が替わっても結果は同じなので、明らかに個人を認識している仕草とのこと。また、カラスには数の概念があるそうです。餌箱の蓋に様々な数のシンボルをランダムな位置に印刷し、数の多い方に餌を入れて提示。同じ数でもパターン化した模様として記憶されないように、絵柄や配置は不定にしたそうです。結果、カラスはシンボルの数が多い方を常に選んだそう。数の多い方を選ぶカラスはやはり数量の概念が備わっていると考えられるとのことでした。さらにビックリする事実が・・。これは雑誌には載っていないそうですが、カラスは将来の報酬のためには今目の前にあるものを我慢をする事ができると。これは人間にも厳しい様な気もします。最初の餌よりも次に出る餌が大きいと学習すると、目の間に餌を出されても我慢できてしまう!すごいですね。中には犬よりも賢いと思われる点もあるそう。お家で見かけるカラスたち、しっかりあなたを認識している様です。
https://www.city.kushiro.lg.jp/museum/

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