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visualize what you can't see・・・akira wakita2 [path-art]

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脇田玲氏のインタビュー前回の続編です。
自分の手で作品を作り、その作品を通じて人と対話をする。
ダイアログをいかに誘発していくかに重きをおく様になったことが、今までとの違い。
人は死を意識すると様々なことを考え、追求するのです。
サイエンスは普遍性を大事にする。
アートは個人の特異性、ユニークさ。ユニークな個人が世界をどう見ているかを発信していく行為。
両者は対極にある様に見えるのですが、実は科学者が追求していることと、アーティストが追求していることは、
広い意味での原理・行為・世の中の法則みたいなものとおっしゃいます。
「芸術家が表現しているもの、追求しているものと、実は科学者が言うところの法則や原理と近いのでは?と思うのです。」
目指しているものは一緒なのでしょうか?こちらは寺田寅彦氏のエッセイをご紹介いただき、彼の考えもお話ししてくださいました。
これからのアートの果たす役割は?との問いに非常に重要な問いだと・・・。
人間の対立・分断はますます深まっていくと思う。なぜなら1ステップで誰とでも繋がるツールだから。
理解しがたい相手の間でさえ、対話をしようと・・必要と思う行為。
理解しがたい相手を理解しようと思う行為こそがアートの本質ではないかと思うとおっしゃっていました。
「見えないものを可視化する制作はこれからも続くと思うのですが、一方で全く違うものにもチャレンジしたいですね。
覆面アーティストとして、もっと社会性の強い作品を作ったり、
人様に迷惑のかからない範囲でゲリラ的に何かを置いてみるとか・・・とても興味がありますね。少し尖ったこともしてみたい気持ちがあります。」
とても刺激的で、興味深く、時間の経つのを忘れる位、充実した収録時間でした。
今後も機会があれば、色々なお話しを伺っていきたいと思います。
※尚、写真は脇田玲氏からお借りしました。

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