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2019.1206 O.A 北海道立釧路芸術館 熊谷学芸員 「正倉院展に行ってきた・・・」 [motto museum]

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年に一度の「正倉院展」通常は奈良国立博物館で開催されるのですが、今年は天皇の即位を記念して、東京国立博物館でも開催されました。ほぼ同時期の開催です。どれもこれも目を見張るものばかりでお腹いっぱいになったと熊谷氏。実は正倉院には約9000件の宝物があるそうです。そして一度出品された宝物が次に出品されるのは約10年後とか。中には例外があるそうですが・・・。一年に一度必ず奈良国立博物館に展示を見に行ったとしても生涯でどれだけの数を見ることができるのか・・といった感じです。この正倉とは、大きな神社にはだいたいあったそうです。いわゆる宝物を入れておく倉庫。東大寺の正倉院内の正倉一棟だけが往時のまま今日まで残ったそう。それが正倉院宝庫です。たくさんご覧になったものの中から数点ご紹介いただきました。まずは、香木「蘭奢待(らんじゃたい)」。見た目はただの木に見えました。木の中がくり抜かれていたり、あちこち削られていたり。ところどころに付箋紙的なものが貼ってあります。そこには足利義政、織田信長、明治天皇が削り取らせたという文言が書かれてあります。どんな香りがするのでしょう?とても気になります。この蘭奢待とい文字をよく見てみると蘭には東、奢には大、待には寺という文字が入っています。それを並べると東大寺という具合に。洒落たニックネームです。それから塵芥と呼ばれるもの。見た目はドライフラワーか何かに見えるのですが、これはボロボロになってしまった布類や金属の細工などが・・・。全ての宝物が綺麗な状態で残っている訳でないのです。この様なものを捨てずに保管して素材ごとに分けておくのです。そしてこの中から「実はあの宝物の、あの部分が見つかった」ということもあるそうです。
http://www.kushiro-artmu.jp/

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